Staff Profile

スタッフ紹介

半田 颯汰

本が好きで、編集者になりたいと思い、ヴュー企画に入社しました。入社して思うことは、「本好きな人って実在したのか」ということ。思えば、これまで本が好きな人とつながることはなく、本は自分だけの静かな世界にあるものでした。仕事は思っていたより忙しく、脳みその今まで使ったことのなかった部分に鞭を打ちながら大変な毎日ですが、いろいろな人に助けていただき、おかげさまで楽しくやらせてもらっています。今日も「本が好きでよかった」と実感しながらページをめくるように日々を重ねています。

仕事のココが好き!

いつも新しい血液を自分の中に流し込めるところです。20数年ともにした自分のことは、大概理解しているものと思っていましたが、日々新しい発見の連続です。仕事をしていく中で、「自分はこれに興味があるのか」「これは苦手なんだな」と、新しい自分との出会いを楽しく感じています。

これだけは負けない!

「まあいいか」「もういいや」と思いつつ、気づけばまだ考えている。その性分が、意外と悪くないなと思っています。

よく担当する(または得意な)書籍ジャンル

手話の書籍は担当してみたいです。前職でろう者の方と出会い、それから勉強を始めました。勉強すればするほど、手話の奥深さにハマり、本当に素敵な言語だと思います。理系ではありませんが、工業系の分野で育ち、資格も散々取ってきたので、それらも活かせたらいいなと思います。

これまでに担当した思い出の書籍

初めて担当したNISAに関する書籍です。4コママンガのシナリオを考えるのが楽しかったです。

好きなもの・こと

本は、小説、詩歌、絵本などいろいろ読みます。雨の日が好きなので、「雨の日は外出する」というルールで生きています。休日は本屋をはしごして一日中過ごすことが多く、個人書店や古本屋が多めです。いい本を買われたときの古本屋の店主の少し悔しそうな顔を見るのが密かな楽しみ。好きなチェーン書店は、くまざわ書店です。

私に影響を与えた
「マイ・ベスト・ブックス(3冊)」

  • 『ゴムあたまポン太郎』

    長新太(童心社)

    「あたまがゴムでできている少年がポンポン飛びながら世界一周旅行をするというお話です。小学生のとき、常にランドセルに入れていたので、「本は返してね」と先生に注意を受けていましたが、「ごめんなさい」と言いながら返さなかった記憶があります。この本と出会って長新太というすごい作家の名前と、心ない謝罪のやり方を覚えました」

  • 『便所は宇宙である』シリーズ

    千原ジュニア(扶桑社)

    「著者がトイレに置いていたメモ帳をまとめたシリーズ。本人が見返してもなぜ書いたのか思い出せない言葉もあるんだとか。彼の眼球が捉える、日常をおもちゃにする視点の自由さに憧れます。シリーズ全6冊がぴったり入る本棚を自作し、トイレに置いています。船の上で食べる刺身が一番美味いように、この本もトイレで読むのが一番です」

  • 『早く家へ帰りたい』

    高階杞一(夏葉社)

    「息子さんを亡くした著者の詩集です。平易で温かな言葉が悲しみを帯びると、こんなにも苦しい言葉に変わるのかと、胸の奥に深く残ります。ただ、悲しい詩集ではなく、深い愛に満ちた詩集です。この詩集を復刊してくれた夏葉社さんには感謝しています。「こんな本とまた出会いたい」そう思わせてくれることが、本を読む理由だと感じます」